いままでのメインメンバーはサブに回り、新アイドルの台頭から、より登場人物一人ひとりにスポットライトが当たるようになって、アイドルタイムからでも全然楽しめるつくりになっていてそれでいてクオリティーが上がっているから素晴らしいやで！何を受け入れられるかって、そりゃあ今までのメンバーの出番ヘルからね、そこね？（笑）正直鋭利すぎてどうかとおもうぐらいだった2期ごろのキレたナイフともいえんこともないバリバリの尖がったアイドル時代からみれば、いちばんマイルドで見やすいです（迫真）

毎週ただただ楽しめる作品でした。プリパラseason1～3を見なくても楽しめますが、見た後なら更に楽しめます。

今までのプリパラの面白さに加え新たに個性豊かなキャラクターが大量に増えて見どころ満載です。子供がいなくても一度は見てみるべき名作だと思います。

プリキュアや魔法少女の戦う系ではなく歌と友情をテーマした作品。CGも凝ってるが歌も魅力的です。

文句なしの出来だ。ストーリー、キャラクター、作画、演出、小ネタ、声優、作品テーマに至るまで、すべてが申し分ない。こんなに面白いシリーズは初めてだ。今のところプリキュアは3人いる。みんなキャラが立っていて、心の根に誠実さがあって、人間的な面白みがある。シリーズ20周年を謳っているだけあって、過去作の要素が多く登場する。ストーリーはバトルが主と思われる。敵味方の仲良し要素はほぼない。さすがに、ヒーリングっど♥プリキュアのように、敵幹部を殲滅する～みたいなハードな戦いにはならないと思うが。今のところ一番近いのは、ハピネスチャージプリキュア！だろうか。作風がギャグとバトルand昭和60年代なところや、変身シーンで文字が出るところにリスペクトを感じる。赤ちゃんが物語のキーとなるところは、ちょうど五年前のハグプリを彷彿とさせる。1. 創作で一番大事なこと　創作活動において、一番大事なのはオリジナル性にある。これまでのプリキュアは、成功だったと言われるものも、逆に失敗だったと言われるものもある。　失敗作と言われるシリーズは、それはそれで不人気であるものの、光るものがあったのも確かだ。つまり、毎年新たな地平に挑んでいる。失敗をおそれずに歩み続けている。　今作だと、主人公のソラは、史上初の「異世界人プリキュア」だ。これまでの主人公は、全員が日本人の中学生女子だった。青色のプリキュアなのも初めてになる。ついでに素の武力・体力が人間を超越しているのもこれまで例がない（※人間の範疇で完璧超人なら例があった。ドキプリのマナ。これはプリキュア10周年作品）。今作でも、これまでにない試みがあるに違いない。　邪推になるが、前作のデリシャスパーティ♡プリキュアは、今作のための溜めの一作だったのかもしれない。プリキュアの三人を見ればわかるが、どう見てもヒリプリのオマージュだ。もしかしたら、ヒリプリがコロナ禍の影響で一月以上も休んでしまったので、スタッフがやり切れなかったことを後作品に託したのかもしれない。今作『ひろプリ』を作るために省力化を図っただけかもしれないが。2. プリキュアと政治思想　さて、漫画やアニメを作る際にやってはいけないことのひとつに、「キャラクターに政治的意見を述べさせる」というのがある。　プリキュアというのは、最初期から『女の子でも暴れたい！』という政治的リベラル路線を貫いてきたわけだが、直接的にそういった主張がされているわけではなく、脚本や演出、キャラの行動によって、そうした思想やテーマを間接的に表現してきた。　しかし、近年のプリキュア（特にハグプリ）は政治的主張が露骨すぎた。個別には述べないので、気になったら「プリキュア　政治」といった言葉でググってほしい。そのせいで、ハグプリやスタプリは作品批評サイトでは低評価だった。中には、スタッフを名指しして「己の政治思想を表現するためにプリキュアを利用するな」といった過激な意見も聞かれた。　ところで、政治的表現の何が悪いのか？　それは、政治というものが敵と味方を二分する性質をもっているからだ。Ａという主張を正しいものとして扱うと、相反するＢという主張の人を作品から引き離してしまう。それで醜いコメント争いが起きる。　創作においては、露骨な政治的表現はやめるべきだ。アニメは視聴者を楽しませるためにある。少なくとも一時期のプリキュアは、法務省が作るような人権アニメのニオイがあった。　トロピカル〜ジュ!プリキュア以降は、露骨な表現は少なくなった。代わりに、キャラクターの言葉や行動によって、「多様性」という、すべてのプリキュアに共通する遺伝子を表すようになった。視聴者に伝えたいことを直接言葉にするのではなく、別の何かに託している。　話は逸れるが、プリキュアが作品テーマにしているところの、人権や多様性、自己決定権の尊重といった現代社会のキーワードを現したコンテンツの中で最もレベルが高いのは――魔入りました！入間くん(www.amazon.co.jp/dp/B07YPY2SQ1)だろう。　こちらの作品は、純然たるエンタメバトル路線だ。作中で「人権」みたいな言葉は一切使っていない。そんな雰囲気は一切感じさせないのに、視聴後は人権意識が高まっている。良作品である。3. プリキュアと社会教育　朝の時間にやっているアニメ作品には、社会教育としての機能がある。社会教育というのは、「学校教育と家庭教育を除いたすべての教育活動」をいうらしい。公民館や生涯学習センターでやっている講座が脳裏に浮かんだ人もいるだろうが、公共機関が行うものでなくとも、教育的な意義があれば社会教育にあたる。　プリキュアシリーズにも、その役割がある。プリキュア作品を見た児童は、正しい人格の在り方や、仲間のために何をすればよいか、敵対者に対してどのような態度で接すべきかなど、社会生活を営むうえで大事なことを学べる。　最近では８話だろうか。ソラが学校に行く話なのだが、自分らしく生きるということをソラの性格を通じて視聴者に伝えている。ネタバレはしない主義だ。詳しくは動画サイトで視聴してほしい。4. 大人にとってのプリキュア　プリキュアは児童向けのアニメだ。だが、大人でも見ている者はけっこういる。私もその口だ。ドキドキ！プリキュアから見始めた。　ある日曜日の朝に、嫁と子どもが朝ごはんを食べながら視聴していた。私が「行儀が悪いよ」と言いかけたところで、マナが東京スカイツリー風の建物の屋上への階段を駆け昇っていた。それで屋上に出たところで敵と対峙し、生身のマナが吹っ飛ばされて地面を跳ねたのだ。それで、コンクリート床をゴロゴロと転がって――転落防止柵に激突した。　「死なんのか～い！」と陣内智則風に心の中でツッコミを入れた。そのシーンの前に、マナが100階建ての非常階段をノンストップで登り切ったシーンを見ていたが、それでも若かりし頃の私はツッコミを入れてしまった。　結局、何が言いたいのか？　面白いのだ。プリキュアは。自分に合ったシリーズであれば、どのシーンを、どのように切り取っても面白い。　鬼滅の刃を覚えているだろうか。まさにあの感覚だ。不可解なシーンや、ストーリー上の矛盾はけっこうある。半天狗の台詞などは余りにストレートだ。（「割り切れぬ数字…不吉な丁　奇数！　怖ろしい怖ろしい…」※丁は偶数。コミックスでは半に修正済）。　でも、気にならない。すべての場面が面白いからだ。どのページを読んでも面白い。そういう力がある。面白ければ、いかなる矛盾があろうと関係なくなる。真のコンテンツだ。　長々と失礼した。　ここまでお読みになった貴方には、　この『ひろがるスカイ！プリキュア』を是非お勧めしたい。　忘れられない体験になるに違いない。

勧められて観たのですが、絵柄がかわいい、キャラの性格が立っている、ギャグ要素が強い、百合百合している、ストーリーが面白いなどの点でとても好きです。

ヒーローが合言葉の本作ですが、悪との闘いというよりもむしろ、人間関係とか内面の成長といったヒューマンドラマ的な描写が重視されています。が、それで退屈かというと決してそんなことはありません。プリキュアとしては珍しいタイプの王道熱血主人公をはじめとしたキャラクター達は十分に魅力的だし、話し運びも「こういう話やるならこういう前振り必要だよね」というポイントは概ねおさえていて、毎話ちゃんと楽しめる作品です。アクションや演出のアベレージも通年の作品としては高い印象。バトル物としては描写なさ過ぎてこの先に盛り上がりポイント作れるのかとか、ぼちぼち不安要素はありますが、終わってみれば毎回楽しいプリキュアシリーズなら大丈夫でしょう！